らぁ麺屋 飯田商店
先日湯河原にある行列ができることで有名なラーメン屋さんへいってきました
らぁ麺屋 飯田商店とは
神奈川県湯河原にありながら、店主の味に対するストイックなこだわりによって
つくられる完成されたラーメンが多くのラーメンファンを魅了している
毎日行列の絶えない超人気店
多くのラーメン誌にも掲載され、毎年数々の賞を受賞されています
下調べ
お店のHPを見てみると、整理券制で番号によって指定された時間に行くと入店できる方式のよう
整理券はAM7:00からだいたい1時間おきに配られます
↓お店のHPより
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開店前にお並びいただくお客様につきまして、整理券を配布いたしております。
配布時間は、「午前7時、8時、9時、10時、10時半」の5回です。
整理券を受け取りになりましたお客様は、指定された時間までに店頭にお越しください。
1〜20 10:50 集合 21〜40 11:30 集合
41〜60 12:00 集合 61〜80 12:30 集合
81〜100 13:00 集合 101~120 13:30 集合
121~140 14:00 集合 141~160 14:30 集合
161~180 15:00 集合 181~200 15:30 集合
201~220 16:00 集合 221~240 16:30 集合
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次の予定の関係で私たちはどうしても午前中には入店したかったのです
ということは40番までの整理券をもらう必要がありました
店主のTwitterによると、週末は7:00の段階でなんと80名前後が並ぶとのこと
らぁ麺屋飯田商店 飯田将太 (@iidashouta) | Twitter
40番までの整理券をもらうには一体何時に並びはじめればいいのか・・・
我が家からお店まで2時間ぐらいかかるので、遅くても5:00には出発しないと
いけないけれど、午前中に入店するためにはそれではきっと間に合わない(+_+)
いろいろ考えて、とりあえず1回目の整理券配布時間30分前の6:30到着を目指して
家を出ようということになりました
出 発
当日の朝、少し寝坊してしまい5:00に家を出発しました
この日は都内でも大雪予報が出ていたこともあり、すでに雪がちらついていました
そのおかげもあってか、予想していたよりも順調に車が流れて6:30にはお店に
たどり着くことができました
到着、整理券をもらうまで
お店の前にはすでに十数名の方が並んでいました
私たちも最後尾に並び、整理券配布の時間を寒空の中、ひたすら待ちました
お店の壁にはこんな注意書きが
行列が絶えないことをうかがわせ、これだけでもテンションが上がってきます^^
そして7:00ちょうどになると、店内から店員さんが出てきて、整理券を配り始めました
2名であることを伝えて、無事に2枚の整理券をGET!
11:00の開店に入店できる~
よかったーー(*^_^*)
いよいよ入店!!
集合時間まで時間をつぶし、10:30くらいにはお店の駐車場に戻り車の中で待機していました(寒いので^_^;)
5分くらい前にお店の前へ移動して、時間になるのを待ちます
10:50に店員さんがでてきて、食券の買い方などを説明してくれました
それが終わると順番に番号を確認しながら整理券を回収していきます
店内で待つことは一切できず、前の人が食券を買い終わったら一組ずつ入店していきます
私たちは7組目くらいだったので、10分もたたないくらいで入店できました
後ろに並んでいると思うと、食券を買うのに少しあせってしまいました(-_-;)
買った食券はすぐに近くにいるスタッフさんが回収してくれ、そのままカウンター席を案内してくれました
着 席
席につくとテーブルの上には木製のお盆とれんげ、お箸が整った状態で置かれていました
まるで小料理屋のようです
テーブルの上には使用食材の案内が
スープや麺、トッピングだけではなく、調味料や水、器にまでこだわりが(°_°)
期待が高まり、テンションもどんどん上がっていきます
次に目に入ってきたのはきれいに磨き上げられた調理場
調理台から調理器具からダクト付近までどこもピカピカ✨✨
職業柄、数々の調理場を見てきましたが、ここまで衛生管理の行き届いているラーメン屋さんは初めてです
というか飲食店全体で見てもここまでのお店はなかなか見ることはできません
この時点ですでに私はお店の魅力にどんどん引き込まれていきました
そんなピカピカの調理場では飯田店主を中心に3名のスタッフさんが調理している様子を見ることができました
きれいにクリーニングされた白衣を身に纏い、整頓された調理場で、テキパキと無駄のない動きで、スピーディーに次々とラーメンが出来上がっていきます
当然だけれど、とっても忙しそうです
そんな中、店主のある動きを私は見てしまいました
仕上げにのせた三つ葉のトッピングがほんの少しだけ崩れたのを、店主は見逃さなかったのです
持ち上げかけた丼を下ろして三つ葉を盛り直し、丼の縁をきれいに拭き取っています
忙しいなかでも細部まで見逃さず、妥協しない店主のこだわりや意識の高さをこの一瞬の隙で見せつけられたような気がしました
まだ食べる前なのにすっかりお店の虜に(*´∇`*)
店主の仕事っぷりに感激していると、いよいよ注文したメニューが目の前に提供されました
いざ実食!
私が注文したのはつけ麺です
まずは見た目の上品な仕上がりに目を奪われました
濃厚な昆布と鰹の水出しが麺にしっかりと絡みついていて、食欲をそそる照りがあります
まずは指南書に書いてある通り、麺のみを塩をつけて食べてみます
コシのある中太麺
塩によって引き立てられた小麦と昆布の香りが口の中いっぱいに広がります
これだけでも一杯食べきってしまいたいぐらい♡
続いてつけダレを少しすすってみます
比内地鶏、名古屋コーチンなどがブレンドされた地鶏の出汁と醤油が絶妙なバランスです
鶏と醤油の香りが口の中に広がった後、鶏の香りが鼻から抜けて余韻が残ります
すっきりとした後味でいくらでも飲めそう
そしていよいよ麺をつけダレにからめていただきます
しっかりと出汁が絡んだ麺をつけダレに半分くらい浸して、一気にすすってみます
昆布だしの粘りでさらさらのつけダレをしっかりと絡め取る感じです
麺、出汁、つけダレの味と香りがどれも劣ることなくちょうど良い配合になって口の中に入ってきます
計算されつくした仕上がりに脱帽…
もう箸が止まりません
しばらく麺を堪能した後、トッピングの鶏チャーシューを食べてみることに
低温調理された国産ムネ鶏がしっとりと仕上がっていて、とてもムネ肉とは思えないやわらかさです
同じく低温調理されたさがみ豚のロースチャーシューも食べてみると、こちらもやわらかな仕上がり
どちらも薄めにスライスされているので、麺と一緒に箸で持ち上げても違和感なく食べることができます
そろそろ丼の底が見えてきたところで、湯河原産の柑橘を少し搾ってみます
やわらかいけれどしっかりとした酸味がつけダレの醤油とよくマッチして、これもさっぱりとして美味しいです
一杯のつけ麺で3パターンの味を楽しみながら、あっという間に完食してしまいました
そしてそのどれもが高レベルのクオリティでした
退 店
夢中になって一気に食べ終えたら、荷物をまとめてお店を出る準備
「ごちそうさまでした」と調理場へ声をかけると、店主は「ありがとうございました」ときちんと目を合わせて挨拶をしてくれました
私だけでなく、どのお客さんにも同じ対応をしているのを食べながらもずっと見ていました
外に出るともちろん行列が~
感 想
行列店ということでほぼミーハー心で行くことになった飯田商店
実際にいってみると、その仕上がりはどれをとっても感動するレベルでした
それは食材や製法はもちろん、美味しく食べるためのお店の環境づくり、衛生管理、接客に至るまで・・
それら全ての根本には店主のお客さんに対する真剣な想いから生まれた、意識や考えがにじみ出ているようでした
行列の絶えない大人気店になっても、一人ひとりとちゃんと目を合わせて挨拶をするということで、お客さんを大切にしているという想いがよく伝わってきました
そしてその想いこそが行列の絶えない大人気店に押し上げた一番の理由なのかもしれないと思いました
間違いなく私の今まで食べてきたラーメンでナンバー1のお店です
また必ずうかがいます!
ごちそうさまでした(^^)